1896年常磐線開業当時からあるレンガの橋脚

ガード下…

高架下…

それは…まるで…あなぐら…

穴が好きな男達…

それを我慢できない…

薄暗い人工のあなぐら…

ある日の午後…

仕事で北小金に訪れた時の事だ…

俺は常磐線沿線を…

歩いていた…

すると…

ガードが…

ぽっかりと口を開けているではないか…

しかしこのガード…

近年のボックスカルバートの物と違い…

レンガ造り…

歴史を感じる…

いい感じの雰囲気…

男はソレを我慢できない…

俺は、ドキドキしながら入洞した…

せっせまい…

なんて狭さだ…

車がきたら…

考えただけでも恐ろしい…

恐怖…

俺は、恐怖と戦いながら…

レンガで作られた壁を眺めた…

劣化したレンガを、上からコンクリか何かで補強してあるっぽいな…

奥側の下部分のレンガ…

昔のままの姿で残っている…

かなり古いな…

いったい…

このあなぐらは、いつの時代に造られた物なのだろう…

歴史との出会い…

レンガの壁との対話…

暗いあなぐらを堪能していると…

背後から車の気配…

あっ…

あ…あぶない…

俺は、壁際に横になり…

張り付きながら立ち止まった…

なんて…せまさ…

道幅が車一台と人1人分程しかない…

これ以上奥は、車一台分の幅…

俺は…向こう側まで行けるのだろうか…

いや…

ちょっ…まてよ…

もしかしてこれ…

歩道なのか…

メイビー…

おれは、幸運を祈った…

グットラック…

高く細い歩道を歩いていると…

くそ…

きやがった…

なんて交通量が多いんだ…

俺は、不安定な足場の上で身動きを止め車が通り過ぎるのを待った…

俺のギリギリ真横を通り過ぎてゆく軽トラ…

もし歩道の下を歩いていたらと思うと…

この恐怖…軽トラやなくて軽虎や…

歩道の途中…

レンガからボックスコンバートへと切り替わった…

そこに…

流山ガードと書かれている…

ここの住所は松戸…

奇怪な…

さらに奥へと進む…

眩い光が差し込んでいる…

ガードを潜り抜ける…

其処には…ペリスティリウムが…

そしてその奥には…

カルバートのガード…

過去から未来…

未来から過去…

時空の狭間ペリスティリウム

面白い…

差し込む日差しが…

暗い細い道の恐怖を和らげてくれる…

それにしても…

フェンスで防ごうと…してはいるが…

不法投棄のメッカみたいな場所だな……

カルバートの入口には1969の文字…

近代的とは言ったが50年前か……

するとレンガの部分は…それよりはるか前って事か…

へたすりゃ常磐線の創業当時からあるのかもしれんな…

歴史的レンガ造りのガードから…

近代型ボックスコンバートへ

タイムワープ…

スペクタクル…

一言で言えばね…

そんな場所だったな…